マネーブリッジの自動入出金(スイープ)とは——楽天銀行の残高で買える仕組み、自動出金の落とし穴、留め置き金額の設定
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マネーブリッジとは
楽天証券と楽天銀行の口座を連携する仕組みです。営業日17:00までに申し込むと、原則当日19:00以降に手続きが完了します。連携すると、らくらく入金・らくらく出金・自動入出金(スイープ)などが使えるようになります。
この記事は、その中で一番便利で一番つまずきやすい自動入出金(スイープ)の話です。
つまずき 夜に楽天証券の残高を見たら預り金が0円に見えた。翌営業日の預り金が自動出金で0円になる予定だったため、FXへの振替もできなかった。お金は翌朝、楽天銀行にあった。
自動入金の仕組み
- 楽天証券の預り金+楽天銀行の利用可能額=買付可能額として使える
- 注文時に預り金が足りなければ、不足分が楽天銀行から即時に自動入金される
- 事前に「入金」の操作をしなくていい
米国株で対象になる注文
| 対象 | 対象外 |
|---|---|
| 円貨決済の買い注文 | 外貨決済の買い注文 |
| 円貨決済の訂正注文 | |
| 米株積立の設定 |
外貨決済で買うときは、先にリアルタイム為替取引で米ドルを用意する必要があります。自動入金は円貨決済専用と覚えておいてください。
自動出金の仕組み(ここが落とし穴)
自動入出金を設定すると、毎営業日21:00以降に、証券口座の預り金が楽天銀行へ自動で出金されます。
- 対象は受渡が済んだ預り金
- 受渡前の売却代金・拘束金は対象外(受渡後に対象になる)
これにより、証券口座にお金を置きっぱなしにせず、銀行の普通預金金利(マネーブリッジ優遇金利)を受けられます。便利ですが、副作用があります。
副作用1:夜に見ると残高が「消えた」ように見える
「買付可能額」の日付別画面で、翌営業日の預り金が0円になります。出金余力や楽天FXへの振替可能額は「本日以降の預り金の最小値」で決まるため、夜に出金や振替をしようとすると0円です。
副作用2:楽天FXの証拠金振替ができない
証券口座→楽天FX口座の振替可能額も出金余力と同じ計算です。自動出金が設定されていると、夜間の振替は通りません。
留め置き金額の設定
対策は「楽天証券に残す金額」の設定です。自動入出金の設定画面で、
- 楽天銀行に残す金額:自動入金しても銀行にこれだけは残す
- 楽天証券に残す金額:自動出金しても証券にこれだけは残す
をそれぞれ指定できます。FXや外貨決済に使う分を「楽天証券に残す金額」に入れておけば、夜の振替も通ります。
設定の型 1. 米国株を円貨決済でしか買わない人:自動入出金ONのまま。入金操作が不要になる 2. 楽天FX・外貨決済を使う人:「楽天証券に残す金額」を設定して、必要額を証券口座に置く 3. 夜に出金・振替をしたい人:自動出金より前(日中)に済ませる 4. 「残高が消えた」と思ったら、翌朝の楽天銀行を見る
まとめ
- 自動入金:注文時に不足分を楽天銀行から即時入金。米国株は円貨決済の買いのみ対象
- 自動出金:毎営業日21時以降に預り金を楽天銀行へ。受渡前の売却代金は対象外
- 夜に出金余力・振替可能額が0円に見えるのは自動出金の予定のため
- 「楽天証券に残す金額」を設定すれば回避できる
出典を見る(4件)
- 楽天証券「自動入出金(スイープ)」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bank/auto-sweep/
- 楽天証券「マネーブリッジ」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bank/
- 楽天証券 Q&A「自動出金の対象」 — https://member.rakuten-sec.co.jp/ITS/qaA010103-001-05.html
- 楽天証券「楽天FX 証拠金振替(振替可能額)」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fx/demo_web/margin_transfer1.html
よくある質問
自動出金の対象に、売ったばかりの代金も含まれますか?
含まれません。自動出金の対象は受渡が済んだ預り金で、受渡前の売却代金や拘束金は対象外です。売却代金は受渡後に自動出金の対象になります。
米国株を外貨決済で買うときも自動入金されますか?
されません。米国株で自動入金の対象になるのは円貨決済の買い注文・訂正注文・積立設定です。外貨決済は事前に米ドルを用意する必要があります。
設定はどこでしますか?
楽天証券の「自動入出金(スイープ)設定」画面で「設定する/しない」を変更します。「楽天銀行に残す金額」「楽天証券に残す金額」も同じ画面で設定できます。